三田市弥生が丘(フラワータウン)の内科で、高血圧症、高脂血症、糖尿病などの生活習慣病や甲状腺疾患、消化器疾患、循環器疾患、呼吸器疾患などの一般内科の治療を行なっています。-----(((主にジェネリック薬を院内処方しておりますが、先発薬の処方も可能です。院外処方になる場合もあります。)))-----(((火曜日、木曜日は午後8時まで診療しています。)))------------------------------(((禁煙治療やED(勃起不全)治療、AGA(男性型脱毛症)治療も行なっておりますので、気軽にご相談ください。)))---------------

長生き二番

長生き二番

まず第一に健康であって頂きたい、その次には(健康で)長生きをして頂きたいと思います。

長生きをするということは、死なないということであります。

あたりまえの事をいってしかられるかもしれませんが、この「死なない」ということで、対策を考えられたらと思います。

現在の死因は

1位 悪性新生物(がん)
2位 心疾患
3位 脳血管疾患
4位 肺炎
5位 不慮の事故

となっています。
このことを考えて対応を考えますと

1位の悪性新生物対策としては人間ドッグでの画像診断腫瘍マーカーにおける検査が有用と思われます。
当院ではCTやMRIやPETなどの画像診断はできませんが、腫瘍マーカーでの検査は血液採取でできますので、希望される方には自由診療として検査をおこなっております。

2位の心疾患ですが、死因に直結しているものとしては
①番目に揚げられるのが虚血性心疾患(心筋梗塞症や狭心症)です。
②番目には心不全、
③番目には不整脈などがあります。

特に①番目の虚血性心疾患は生活習慣病(高血圧症高脂血症糖尿病など)を管理することで、病気の進行を遅らせることができます。
心不全の状態を血液検査で測定することも可能です。
臨床上心不全の状態が確認できれば保険で検査ができますが、この検査も希望の方には自由診療で行わせて頂きます。

3位の脳血管疾患に関しましては、脳出血や脳梗塞による死亡と考えていただいてよいでしょう。
正確には、脳血管障害は
虚血性:脳血栓、脳塞栓(これらを合わせて脳梗塞という)
出血性:脳出血、クモ膜下出血
その他:高血圧性脳症、脳動脈硬化症、モヤモヤ病など
があり、虚血性のものと出血性のものを合わせて脳卒中と呼びます。

これらのものの発生頻度を増加させる要因としては、生活習慣病や心房細動などの不整脈があります。
これらの生活習慣病や不整脈の治療をきっちりとされることで脳血管疾患による死亡を減らせるでしょう。

4位の肺炎ですが、高齢になると肺炎になっても高熱がでず呼吸困難になってはじめて肺炎であったと気づくことがあります。
特に本人が家庭で通院できない状態でおられる場合はそのように症状が進んでから受診されることが多いです。
寝たきりの高齢者のかぜは肺炎を起こすものと考え、少しでもせき、痰などの症状があれば、早期に医療機関を受診されたらよいでしょう。
受診が遅れ肺炎など重症になられたら、入院治療が必要になることもあり、治療が長引いたり、最悪死亡されたりします。
また、インフルエンザにかかってから肺炎を併発して死亡されることが多いですので、高齢の方は毎年のインフルエンザワクチン5年ごとの肺炎球菌ワクチンの予防接種で肺炎の予防をされたらよいでしょう。
各市町村により費用の補助を受けられることができる場合があります。

5位の不慮の事故も原因を調べて避けられるものは避けるようにされたらよいでしょう。
不慮の事故に分類されるものとしては

①番目が不慮の窒息、
②番目が転倒、転落
③番目が交通事故、
④番目が不慮の溺死、溺水です。

高齢者で考えてみますと
①不慮の窒息に関しましては痰を詰まらせたり、正月にお餅を詰まらせたりする場合があります。
お餅を詰まらせた場合は掃除機を口にくわえさせて吸引して助けられたという例がありますので、お年寄りがお餅を食べられるときは、のどに詰まる可能性があるということを頭においておいて、もしつまった場合でもはあわてずに試みれるようにしておいてください。
なお、このときに鼻をしっかりつまむことも忘れないで下さい。
(鼻とのどはつながっておりますので。)

②番目の転倒、転落ですが、足腰が弱ってきたなと思われる方は是非外出時には杖を持っていって転倒しないようにして下さい。
また、ホームで列車を待たれる場合でもホームの前列ではなく、少し後ろで待たれたらよいでしょう。

③番目の交通事故ですが、高齢になれば判断の速度が遅くなります。
車の運転なども必要最小限にされたらよいでしょう。

④番目の不慮の溺死、溺水ですが、家庭ではお風呂の事故が考えられます。
お風呂にも非常用の呼び出しボタンを設置して入浴中の意識消失に対応できるようにされたらよいでしょう。
防水の高価な物でなくても、呼び出しボタンをラップ等でつつんで、防水にすればよいでしょう。

上記のようにして死亡の原因を除去することによって、長生きして頂けたらと思います。

6位に老衰がきます。
老衰で天寿を全うされれば主治医としては非常に喜ばしいことですが、なかなか難しいです。

ただ、死亡診断書に死因:老衰と書けるように普段の健康管理を任されるように努力したいと思います。

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