三田市弥生が丘(フラワータウン)の内科で、高血圧症、高脂血症、糖尿病などの生活習慣病や甲状腺疾患、消化器疾患、循環器疾患、呼吸器疾患などの一般内科の治療を行なっています。-----(((主にジェネリック薬を院内処方しておりますが、先発薬の処方も可能です。院外処方になる場合もあります。)))-----(((火曜日、木曜日は午後8時まで診療しています。)))------------------------------(((禁煙治療やED(勃起不全)治療、AGA(男性型脱毛症)治療も行なっておりますので、気軽にご相談ください。)))---------------

診察時の質問

このページは、診察中に患者さんより質問された事に対して返答できればと思い開始しました。
内容に関しましては私的な判断も入りますので、異なる考え方を持たれる先生もおられると思います。
他の先生にかかられておられる方はあくまでも私の考え方であるということをご了承してください。
                                                長宗内科医院 院長

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血圧の薬はのみはじめると一生のみ続けなければいけないのですか?

高血圧や高脂血症糖尿病などの薬は服用を開始するにあたり、「薬を開始すれば、途中で中止できないためにできるだけ開始を遅らせています。」
 と言われる方が多くおられます。

健診で異常を指摘された場合にもこのように言われて投薬による治療を開始できない方がおられます。

もちろん、高血圧や高脂血症糖尿病などの生活習慣病は症状が軽い場合は3か月から6か月食事および運動療法を行いそれで改善しない場合は薬を開始するものです。

ただ、食事療法や運動療法を6か月以上にわたり努力されても残念ながら結果が出ない方やあまりにも数値が高い方に関しましてはできるだけ早くに薬による治療を開始されることをお勧めします。

また、はじめの質問ですが、「薬は一度服用すると一生服用し続けなければいけない」と思われて薬による治療の開始を遅らせておられる方がおられますが、薬を開始された方で食事療法や運動療法が成功し、血圧や各種数値が改善され、最終的に薬を中止してもそれぞれの値が異常値にならなければ、当然医師としても投薬を中止します。

薬を中止できないのは、薬を止めると数値が異常値に戻るために、投薬を続けて頂くわけです。

すなわち、薬を開始したからやめられないのではなく、薬が必要な状態が続いているので、医者も薬を処方するのです。

ですから、数値が高い方で、6か月以上食事療法や運動療法をしても改善できない方は薬の力を借りて一旦数値を正常値にして、その後薬を中止できるようにさらに食事療法や運動療法を頑張られてはいかがでしょうか。

血圧やコレステロールや血糖値が高い状態を継続されるとその間に少しでも動脈硬化が進行していくということも考えて、薬を開始する必要がある方は薬による治療を開始されてはいかがでしょうか。

ノロウイルスの検査をしてもらえますか?。

急性胃腸炎の症状でこられて、
「ノロウイルスではないでしょうか? ノロウイルスの検査をして下さい。」と言われる方がおられます。
この質問に説明する前に、ノロウイルスについて知って頂くために厚生労働省のホームページをご案内させて頂きます。
    http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/kanren/yobou/040204-1.html
このQ.8の説明にありますように、
「ノロウイルスの潜伏期間(感染から発症までの時間)は24~48時間で、主症状は吐き気、嘔吐、下痢、腹痛であり、発熱は軽度です。通常、これら症状が1~2日続いた後、治癒し、後遺症もありません。また、感染しても発症しない場合や軽い風邪のような症状の場合もあります。」
というように症状は軽く経過することが多いです。

「Q.11の診断のためにどんな検査をするのですか?」の解答では
「このウイルスによる病気かどうか臨床症状からだけでは特定できません。ウイルス学的に診断されます。通常、患者のふん便や吐ぶつを用いて、電子顕微鏡法、RT-PCR法、リアルタイムPCR法などの遺伝子を検出する方法でウイルスの検出を行い、診断します(リアルタイムPCR法ではウイルスの定量も行うことができます)。
ふん便には通常大量のウイルスが排泄されるので、比較的容易にウイルスを検出することができます。」

となっており、検査を行うことは可能ですが、「現在ではこのウイルスの検査には保険適応がありません。自己負担になりますので簡易検査で4000円から5000円、より精密な検査だと1万円以上の負担になります。この検査分だけを追加して検査できればまだしも、現在の医療制度では自由診療と保険診療の混合診療が認められておりませんので、保険診療分も10割全額自己負担となります。これだけの費用を負担されても検査結果が出るころにはノロウイルスによる胃腸炎ならすでに治癒していることが多いのであまり意味がないと思います。」
と説明させて頂き、あえて検査を勧めずにいましたので、いままで検査をされた方はありませんでした。

問題になるのは食中毒かどうかです。
同一の食事(特に料理店)で食事をされた患者さんが複数おられて、医師が食中毒と判断した場合は保健所に連絡して逆に検査を受けて頂く必要が生じます。(この場合は無料です)
ちなみに、「食中毒と急性(感染性)胃腸炎の違い」は、食中毒の場合は、同じ食べ物により感染し、発症するので、患者の発生は同時期になります。(多人数が同時に発症)。
感染性胃腸炎の場合は、じゅうたん等に嘔吐した物が乾燥して、空中に舞い上がったウイルスを吸い込むわけですから、患者の発生時期はバラバラで長く続きます。(少人数が長期間)。

中には食品関係者の方で検査を希望される方がおられますが、
「Q17 食品取扱者の衛生管理で注意すべき点はどこでしょうか?」の解答を参考にして下さい。
まず、調理施設等の責任者に症状を説明し、指示を仰いで下さい。その上でノロウイルス検査を当院で希望される方に対しましては検査をさせて頂きます。

12週間の禁煙治療を行う場合、3ケ月と4ケ月にまたがる場合、治療費は異なるのですか?

チャンピックスでの禁煙治療は12週の間で5回診察を受けて頂きます。
12週間ですので、3か月か4か月にまたがっての治療期間になりますが、5回の診療でワンセットの治療となりますので、治療期間が3か月や4か月に関わらずほぼ同じ金額になります。

胆嚢摘出手術を受けてから腹部異常感があるのですが?

胆嚢摘出術を含む胆石症手術後に、疼痛、発熱、黄疸、不快感などの症状が軽快せず持続または増強、あるいは新しく発生することがあり、これらを一括して胆嚢摘出後症候群とよんでいます。

症状には、上腹部不快感、右季肋部痛、黄疸、発熱、腹部膨満感、食欲不振、便通異常などがあります。
原因には

①機能的異常(原因がはっきりとしない場合)
②器質的異常(原因がはっきりとしている場合)

があります。
治療としては、機能的異常が主体である場合は規則正しい生活を心がけ、暴飲暴食は避け、食生活を正しく、便通をよくすることが重要であり、内科的療法を行います。
器質的異常が原因と確診した場合には原因を除去する外科的治療が必要になります。
切除後に胆石が見つかった場合などの遺残胆石には内視鏡的経乳頭的摘出が行われる場合があります。

HDL-コレステロールを高くする食事にはどのようなものがありますか?

  • 高脂血症
      高脂血症は、
       高トリグリセライド血症(中性脂肪が高い)と
       高LDL-コレステロール血症(LDL-コレステロールが高い)
        に分類されます。

     あと脂質異常症としては、健診時に異常を指摘される
      低HDL-コレステロール血症があります。

    一般にHDL-コレステロールを上げる食事は無い、と考えられており、
    中性脂肪やLDL-コレステロールを下げることにより相対的に
    HDL-コレステロール値を上げるようにするように指導されてます。

    ただ、一部には赤ぶどうジュースがHDL-コレステロールを上げる、と
    指摘されている先生方もおられますので、HDL-コレステロールの低
    い方はジュースを飲まれるときは赤ぶどうジュースを飲まれるように
    されればよいでしょう。

    もちろん中性脂肪やLDL-コレステロールが高い方はそちらの治療も
    行って下さい。

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