「解熱作用のあるお薬」
「解熱作用のあるお薬一覧」
インフルエンザ予防接種ガイドラインでは、
予防接種不適当者(予防接種を受けることが適当でない者)として
接種当日、明らかな発熱を呈している者。
明らかな発熱とは、通常37.5度以上を指す。検温は接種を行う医療機関(施設)で行い、接種前の対象者の健康状態を把握することが必要である。
という項目があります。
このため、予防接種当日、接種前に解熱作用のある薬を服用されておられると37.5度以上であっても解熱剤の効力で解熱して37.5度未満となっている可能性があるために、接種は控えさせて頂いております。
もちろん、解熱剤を服用されて解熱されていた方に接種しても被接種者の身体的には、まず問題はないと思います。(発熱のために、ショックなども起こさないでしょう。)
しかし
①接種後に熱が上がった場合に、元々の熱(病気)が悪化したのか、予防接種の影響で発熱したのか判断がつかなくなるから避けて頂きたいと思います。
なお、インフルエンザ予防接種のガイドラインでは、接種後2日以内に37.5度以上の発熱を生じた場合、インフルエンザ予防接種禁忌者になり、その後の予防接種ができなくなる可能性があります。
(公費インフルエンザの説明書3ページ目
2.予防接種を受ける前に
(2)予防接種を受けることができない人の
④をご覧ください)
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②また、発熱時に予防接種をしない他の理由として、既に体内に他の病原菌が入って免疫機能細胞がそちらに働いているときに他の病原菌(ワクチン)を入れてもうまく機能しない、または病気で免疫機能が落ちているときにワクチンしてもうまく免疫機能が働かない・・・つまり、免疫をつけるための予防接種なのに、きちんと十分に免疫が付かない可能性があるからです。
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漢方薬の
葛根湯(1)(かっこんとう)
小青竜湯(19(しょうせいりゅうとう)
麻黄湯(27)(まおうとう)
麻黄附子細辛湯(127)(まおうぶしさいしんとう)
も解熱作用がありますので、当日接種までの服用は控えて下さい。